水の精

いきなりですが、我が屋号は「Ondine」です。さてオンディーヌとは何ぞや?

と、聞かれてすっと答えられる人は少ないかもしれません。

それもそのはず、バレエにしてもオンディーヌはちょっとマイナーだからね。。笑

とりあえず一番ポピュラーなのは戯曲(オペラ)です。

ラ・モット・フーケという人が書いたメルヘン小説が原案です。


さて、そんなオンディーヌですが、それは一言で言うと「水の精霊」です。

深い森の奥の湖の畔で暮らす漁師の夫婦の養女として育ったオンディーヌは

ある日、ハンスという騎士と恋をして結婚しますが、

人間と結婚した水の精霊には、夫が水のほとりで妻の水の精霊の悪口を言ったり、

他の女性と裏切ってはならない裏切ると命はない、という厳しい掟がありました。

しかし案の定、精霊(妖精)との結婚はうまくゆかず、

夫であるハンスはオンディーヌを裏切ってしまいます。が、やがて再び

純粋なオンディーヌの心に打たれ、二人の心は結びつきを取り戻しますが、

その瞬間、運命は皮肉なことに容赦なくハンスの命を奪ってしまいました…。

という、美しくも悲しい物語です。


そんな美しい物語の主人公の名前をなぜ屋号に選んだか?

と、言うと、実は洋画「オンディーヌ~海辺の恋人~」を観ている時、

「これや!これ屋号にしよう!」(関西人でも駄洒落でもありません。笑)

とひらめいたから。。そんな安易な命名でしたが、

本名も同じ母音のOで、漢字に水を意味するサンズイがついていて、

Ondineの語源は波から来ているのですが母の名前に波がつくので

(我が家は全員名前にサンズイがつく)、

全てに符号が一致し、妙にしっくりきたので採用決定。

命名は単なるひらめきなのに、意外な一致もあるものですな。


さて、次回はバレエつながりで「ジゼル」の話でもしようかな♪

Ondine

詩と絵と音楽のオンディーヌ

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